新潟大賞典(新潟・芝2000m)、過去10年で3連単10万円を超える配当が6回。そのうち3回が50万円を超え、2015年には95万馬券が飛び出している、いかにもハンデ戦らしい荒れる重賞。
1番人気は(0-2-3-5/10)、2番人気は(0-2-0-8/10)と、どちらも未勝利で、レース前から好配当がほぼ約束されたようなレースです。
今年はハンデが53キロから59.5キロまで、16頭がエントリー。ここで狙うのは
ヴァンケドミンゴです。
このレースには字面の上で最も斤量が軽い53キロのファユエンがいますが、こちらは牝馬で馬齢重量からマイナス3キロ。ヴァンケドミンゴはマイナス4キロで、この馬が最も軽い斤量となります。
ファユエンは4走前に3勝クラスを勝ち上がり、その後は新潟記念8着、府中牝馬ステークス12着、前走の福島牝馬ステークスは落馬の影響を受けたとはいえ13着。重賞では馬券圏内はおろか、5着以内にも入ったことがありません。
一方でヴェンケドミンゴは、過去に福島記念2着、七夕賞3着と重賞での好走実績を持っています。もっとも、これは3年以上前のレースですから、鵜呑みにはできませんが、実績面は大きな違いがあるといっても過言ではないでしょう。
にも関わらず、最軽量ハンデは屈辱としか言いようがありません。
確かに直近3走は、カシオペアステークス12着、福島記念8着、ディセンバーステークス9着と大敗続き。しかし、前走と3走前は58キロを背負ってのレース。そこで0.5秒差、0.7秒差と離されておらず、前走はメンバー3位の上がりを繰り出していて、8歳でもまだまだ枯れてはいません。
ちなみに七夕賞3着は54キロでマークしたものですが、現在は全体の斤量が上がっていて、今回の54キロは更に恵まれたといえるのです。
8歳を迎えましたが、中間の調教も素軽い脚捌きを見せていますし、変わる余地十分と見ます。ここは絶対に押さえておきたい1頭です!