アンタレスステークス(阪神・ダ1800m)は、7月2日に行われる大井の帝王賞を睨む古馬のダート重賞。
グレード別定で各馬の斤量差が小さいこともあるのか、過去10年で3連単の配当が10万円を超えたのがわずか1回。大波乱を期待するのは危険かもしれません。
人気はフェブラリーステークス3着のミッキーファイト、無傷の5連勝でプロキオンステークスを勝ち、今回は武豊騎手に手綱が戻るヤマニンウルス、チャンピオンズカップ4着のハギノアレグリアスあたりでしょうか。
馬券的に狙ってみたいのは、その下のゾーン。今年のターゲットは
オメガギネスです。
もしかするとハギノアレグリアスとは人気順が入れ替わってしまうかもですが、みやこステークス10着、プロキオンステークス7着ということで、過度の人気にはならないでしょう。
まだ重賞勝ちはないものの、今取り上げた2戦で1番人気、2番人気に支持され、昨年のフェブラリーステークスでも1番人気になったほど。素質を高く買われていた馬です。
敗れたここ2戦を振り返ると、みやこステークスはスタートがひと息で後方からのレースを余儀なくされたもの。プロキオンステークスはスタートで躓き、その後持ち直したものの、リズムが狂ったのは間違いないでしょう。
情状酌量の余地があるところに、今回は安田翔伍厩舎に転厩しての仕切り直し。更に鞍上がデビューから5戦目の東海ステークスまで騎乗していた戸崎圭太騎手へ替わります。
ちなみに土曜日の戸崎騎手の騎乗馬はこのオメガギネスのみ。関東リーディングトップのジョッキーが一戦入魂で挑みます。
また、安田翔伍厩舎といえば、前人未到の東京大賞典4連覇を果たしたオメガパフュームを管理。『オメガ』とは深い縁がある厩舎です。
今後、再び大舞台に進むためにも、勝って健在を示してくれることに期待です!