阪神牝馬ステークス(阪神・芝1600m)は、1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられるステップレース。
2018年にはヴィクトリアマイルで馬券対象となる上位3頭が前走・阪神牝馬Sで占められるのを筆頭に、見逃せない重要なレースとなっています。
そうした背景から、取り上げたいのはヴィクトリアマイルでも好勝負ができそうな穴馬。なかなかハードなミッションですが、今年狙ってみたいのは、
ビヨンドザヴァレーです。
昨年秋に3勝クラスを突破し、重賞初挑戦となったターコイズステークスで2着。続く中山牝馬ステークスは4着と着順を落とすも、勝ち馬からはコンマ2秒差。重賞でも戦えるメドは立てています。
この中間は坂路中心でジックリと乗り込まれ、1週前にはCWコースで7ハロン追いとシッカリ負荷をかけられ、最終追いは坂路4ハロン52秒7で力強く登坂。デキ落ちは微塵も見られません。
ここまで16戦のキャリアで掲示板を外したのは1回のみという堅実派。相手なりに渋太い走りを見せるのが最大の武器で、2走前に先着を許したアルジーヌやG1でも好走歴があるボンドガールには一目置かねばなりませんが、今の充実ぶりであれば、互角の走りも十分可能でしょう。
ヴィクトリアマイル出走へ、最低でも2着は欲しい一戦。渾身の走りに注目です!