マイラーズカップ(京都・芝1600m)といえば、ニホンピロウイナー、ダイタクヘリオス、ノースフライト、ダイワメジャーといった、時代を彩った名マイラーが勝ち馬に名を連ねているマイル路線の重要なステップレース。
まだ距離体系が整っていなかった創設初期はトウメイ、タイテエム、キタノカチドキ、インターグロリア、カツラノハイセイコといった長い距離で活躍した馬も勝っている、重みある歴史を紡いでいるレースです。
今年55回を迎える伝統の一戦で、新たな歴史を刻もうとしている注目馬がいます。それが
エアロロノアです。
リステッドレースを2勝しているものの、重賞での馬券絡みは昨年の京都金杯2着のみ。このレースは4年連続の出走で、過去3年は古い順に5着→5着→8着と馬券圏内には届いていません。
とはいえ、そのタイム差は0.2秒→0.7秒→0.5秒と、その差は僅か。ひとつ歯車が噛み合えばというレースが続いています。
今年、前3年と大きく違うのは、去勢手術を施されていること。7歳の春を迎えましたが、まだまだこれから上を狙うという陣営の思惑が垣間見えます。
仕上がりの方も、自己ベストには及ばなかったものの、3週続けて坂路で51秒台の好タイムをマーク。CWコースでもしっかりと乗られていて、久々を感じさせない軽快な動きを見せています。
実績上位のセリフォス、ソウルラッシュは、恐らく次走になるだろう安田記念が目標。付け入るスキは十分あるでしょう。
ここで好走すれば次走以降も人気になるのは必至。美味しいオッズのここでシッカリと仕留めておきたいところです!