アーリントンカップ(阪神・芝1600m)といえば、グレードはG3ながら、3着までにNHKマイルカップの優先出走権が与えられるトライアルレースであるとともに、後の好走馬を多く輩出している出世レース。
例年、重賞実績を持った馬の参戦も多いレースなのですが、今年は重賞連対馬が小倉2歳ステークスを勝ったアスクワンタイムのみ。掲示板に載った馬もアスクワンタイムを含めて4頭と、小粒なメンバー構成となりました。
このメンバーであれば、実績は1枚上の
アスクワンタイムを見直してみるのはどうでしょうか。
直近の2走が、京王杯2歳ステークス10着、朝日杯フューチュリティステークスが15着と大敗。狙いづらいというのは確かです。
しかし、その不振を打破すべく、この中間は熱心の攻め課程が目を引き、3月27日のCWコースでは、レースでも手綱をとる松若風馬騎手が騎乗して力強いフットワークを披露。
4月4日の坂路では、自己ベストを1秒以上更新。最終追い切りも終い重点ながら、ラスト1ハロン11.8秒のラップで駆け上がり、ノドの不安も解消。順調な仕上がりを見せています。
母・ディープインアスクは、小倉2歳ステークス、京王杯2歳ステークスを勝ったファンタジスト、北九州記念を勝ったボンボヤージ、そしてアスクワンタイムと3頭の重賞ウイナーを産んでいますが、そのいずれもがロードカナロア産駒。
ロードカナロア産駒は、このアーリントンカップで過去10年(2-1-1-4/8)の好相性。好走馬の中には19年に12番人気で勝ったイベリス、21年に10番人気で2着に入ったリッケンバッカーといった穴馬もいます。
復活のキッカケを掴んで再びG1の舞台へ!まだまだ見限りは禁物です!!