過去10年、良馬場で行われた
高松宮記念(中京・芝1200m)はわずか3回。
今週は各地で春の嵐に見舞われていますが、今週末の天気予報も思わしくなく、良馬場は望めないかもしれません。
既に波乱ムードが漂っている高松宮記念。ここで嵐を巻き起こしてほしいのが、
シャンパンカラーです。
ここ2戦の大敗で人気を大きく落としていますが、昨年のNHKマイルカップの覇者であり、メンバーでも数少ない立派なG1ホース。
その大敗を喫した2戦を振り返りましょう。
前走のフェブラリーステークスは、初めてのダート戦。しかも8カ月の休養明けで、これは完全に度外視していいでしょう。
2走前の安田記念は、3歳春での古馬G1へのチャレンジ。G1勝ちの激戦のあとであり、歴戦の古馬相手ということを踏まえれば、これも度外視していいでしょう。
休み明けをひと叩きしての今回。距離の1200mは初めてとなるものの、状態面での上積みは見込めますし、稍重での好走もあるので、道悪もある程度こなせると見ます。
そして、昨年のニュージーランドトロフィー3着が7番人気、NHKマイルカップ1着が9番人気で、重賞における人気薄での好走が複数あるのは、何とも不気味に映ります。
ある意味、まだ底を見せ切っていない戦績、初の1200mで新たな一面が引き出される可能性、そして人気を加味すれば、狙って損のない1頭でしょう!