中山牝馬ステークス(中山・芝1800m)といえば、牝馬限定のハンデ重賞ということで、荒れるイメージがあるかと思います。
そのイメージはあながち間違いではなく、過去10年で3連単は全ての年が万馬券。半数の5回が10万円を超える高配当で、22年は15番人気→12番人気→1番人気の組み合わせで173万馬券が飛び出しました。
もちろん、積極的に穴馬を狙えるレース。ここで狙ってみたいのは、
ファンタジアです。
前走が3勝クラスで10着と大敗を喫したあとの格上挑戦とあって、実績面での見劣りは否めないものの、キャリア12戦で、大敗といえる大敗は前走を含めてわずか3戦。
そのうち2戦はダートのレースで、これは適性がなかったと判断できる参考外のもの。新馬戦を快勝したあと、体質がパンとせずに2勝目を挙げるのに時間がかかりましたが、前走を除けば堅実な走りで、条件クラスながら、骨っぽい牡馬を相手に渋太いレースを続けてきました。
前走の大敗も、初の関西遠征が響いていた可能性があり、今回は走り慣れた関東圏でのレースで条件は好転。中間の攻め課程からうまくリフレッシュもなされているように見えます。
そして今回、リーディング上位の常連である堀厩舎から指名がかかったのが、売出し中の若手・原優介騎手。
このレースが堀厩舎の管理馬に初騎乗。51キロの軽ハンデゆえの起用ではあるでしょうが、ここで結果を出せば、今後の騎乗馬の質も大きく変わってくるでしょう。
祖母がエリザベス女王杯、札幌記念を勝ったフサイチパンドラ。おばにアーモンドアイがいる良血で、騎乗してきたジョッキーの名前を見ても、陣営の期待の大きさが伺える1頭。
乗れている若手ジョッキーとともに、一発を狙ってみる価値は十分あるでしょう!