弥生賞(中山・芝2000m)は、皐月賞のトライアルレース。
近年はゆったりとしたローテーションが好まれることで、暮れのG1から皐月賞に直行するもの珍しくなくなってきましたが、昨年の勝ち馬タスティエーラは日本ダービーを勝ち、一昨年の勝ち馬アスクビクターモア、21年の勝ち馬タイトルホルダーはともに菊花賞を勝つなど、今もなおクラシックレースとは強い繋がりを持っています。
この弥生賞で人気を集め、好勝負ができる馬は、クラシックでも期待が高まります。しかし、ここでの1番人気に関していえば、直近5連敗中。(0-3-1-1/5)で、取りこぼしが続いているのです。
今年は重賞ウイナーが京都2歳ステークスを勝ったシンエンペラー1頭のみ。続くホープフルステークスも2着と好走し、1番人気になる可能性が高そうで、この馬が取りこぼせば…、そこで一発を期待したいのが、
エコロレイズです。
初勝利に4戦を要し、昇級戦の前走が4着。今回はG2への格上挑戦で、一気の相手強化と条件は厳しいのですが、2戦目以降の4戦はいずれも今回と同じ舞台である中山の芝2000mで、ここ2走はタイムもしっかりと詰めており、前走にしても、昇級戦としては上々の内容でした。
実績はまだまだこれからも、コース経験豊富なのは大きな強みですし、レースぶりを見ても相手なりに渋太く走りができる個性は魅力です。
中間の調教でも元気一杯の動きを見せており、まだ上積みも十分。不気味な雰囲気が漂う1頭です!