今年最初のG1・フェブラリーステークスは、3連単で153万馬券が飛び出す大波乱。当コンテンツ【フェブラリーS】その実力は侮れない!名手がミラクルを巻き起こすか で取り上げたセキフウが13番人気3着と激走してその片棒を担ぎました。
その興奮が冷めやらない今週より、競馬の世界は一気に春が到来。日曜日の中山競馬場では、伝統の一戦・
中山記念(中山・芝1800m)が行われます。
今年は21年と23年の覇者ヒシイグアス、昨年の皐月賞馬ソールオリエンス、毎日王冠で古馬G1ホースを封じ込んだエルトンバローズが参戦。非常に楽しみな一戦となりました。
そうは言っても、フェブラリーステークスがそうだったように、人気馬ばかりで決まらないのが競馬。そこで注目したいのが、
ボーンディスウェイです。
今年のメンバーに入ると実績は地味に映りますが、中山コースでは(3-2-1-5/11)と安定した成績を誇る隠れコース巧者で、3歳時の弥生賞では後の菊花賞馬アスクビクターモア、後のダービー馬で、暮れの有馬記念を勝ったドウデュースと接戦の3着と好走。
2走前に3勝クラスを勝ち上がり、久しぶりの重賞挑戦となった前走の中山金杯も、好位追走の正攻法で勝ち馬から0.3秒差の4着。人気を下回ったものの、負けて強しの内容でした。
距離や戦法に試行錯誤して、大きな着順を重ねる時期もありましたが、それでも中山コースでは概ね安定した走りを見せており、ここ2走は一皮剥けた印象を受けます。
最終追い切りでも好タイムを出しているように、馬の状態も高いレベルで安定。そして、先の弥生賞での好走があったように、元々高い能力を秘めた馬。完全覚醒の時がついにやってきました!