東京新聞杯(東京・芝1600m)は、春のヴィクトリアマイル、安田記念と同じコースで行われる重賞競走。
近年は、その2レースとの結び付きが一段と強くなっている傾向にあります。かといって、人気上位馬ばかりが好走しているわけでもなく、3連単で10万円以上の配当を付けた年が4回。攻略しがいのあるレースです。
今年も春のG1で躍動しそうな素質馬、実力馬がチラホラと見られるメンバー構成。その中で好配当の使者として期待したいのが、
サクラトゥジュールです。
デビューからの通算成績が(5-7-1-10/23)と複勝率が50%を超える堅実派。5勝に対して2着が7回と善戦キャラではあるのですが、東京コースに関していえば(3-2-0-2/7)で、今回のマイルコースは(1-2-0-1/4)と2着ながら、好時計で勝った経験を持っています。
前走の中山金杯は、およそ5カ月ぶりの実戦だったとはいえ、22キロの体重増は想定外。最初のコーナーで前がゴチャつくシーンもありながら、ラストは勝ち馬からは0.7秒差まで詰めていて、12着という着順ほど悪い内容ではありませんでした。
休み明けを叩いた効果も見込め、手綱をとるR.キング騎手も前走から連続騎乗。日本での騎乗にも慣れ、アメリカジョッキークラブカップではJRA重賞初制覇。前走のリベンジへ期するものがあるはずです。
明けて7歳となり、残されたチャンスも多くはないでしょう。条件が好転するここまでは追いかけておきたいところです。