2024年の新春開催もいよいよ最終週。先週からスタートとした小倉開催も含めて、ここまで7つの重賞が終わり、5番人気が3勝、8番人気が1勝。比較的波乱のスタートとなっています。

アメリカJCC(中山・芝2200m)は、今年の重賞では最も頭数が少ない12頭立てとなりましたが、オッズの割れ加減からしても、一筋縄ではいかないレースといえるでしょう。

そこでピックアップしたいのは、ホウオウリアリティです。

初勝利に11戦。キャリア30戦目にして初めての重賞挑戦となる6歳馬ですが、2走前は条件クラスながら直線で早めに先頭に立ち、長い叩き合いを制する味のある内容。

オープン初戦となった前走は、一転して後方から渋太く脚を伸ばし、勝ち馬から0.6秒差の6着と健闘。悲観する内容ではありませんでした。

今回は勝鞍もある中山の芝2200mと条件は好転。中山では2500mでも勝ったことがあり、いずれも前めでレースを運ぶ器用な面も見せています。

ここ2戦のレースぶりや、兄に息の長い活躍を見せたサウンドトゥルーがいる血統背景から、もう一皮剥けそうな気配もありますし、2走前は不良馬場で勝っているように、道悪は苦にしません。

調教でも元気いっぱいの動きを見せており、G2といっても、例年より小粒な今年のメンバーなら、一発があっても何ら不思議ではないでしょう!

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