ホープフルステークス(中山・芝2000m)は、かつて同名で行われていた中山でのオープン特別、阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳ステークス両レースの流れをくみ、共に名馬を数多く輩出しています。

そんな名馬への登竜門。2017年にG1に格上げされ、4年連続で1番人気が勝利する堅いレースだったのが、ここ2年は1番人気が沈んで、昨年に至っては14番人気のドゥラエレーデが勝ち、2着にも7番人気のトップナイフが飛び込んで大波乱となりました。

今年も出走馬の半数以上が1勝馬とあって、波乱ムードが漂っていますが、好配当の使者として狙ってみたいのが、ウインマクシマムです。

未勝利戦を勝ったばかりの1勝馬で、抽選をくぐり抜けての出走となりましたが、敗れたデビューからの2戦はともに、タイム差なしの敗れて強しの一戦。新馬戦は先着を果たしたセンチュリボンドが未勝利戦と黄菊賞を連勝。

初勝利は、今回と同じ中山の芝2000m、18頭フルゲートの一戦を制しての快勝ですから、ただの1勝馬と評するのは危険といえます。

しかも、サッと先手が取れるセンスの良さが光る1頭で、稍重馬場とスローペースで時計がかかったレースから一転、2戦目、3戦目は水準の時計にしっかりと対応していますから、かなりの能力を秘めた馬ともいえます。

新馬戦と未勝利戦とはいえ、過去の3走はいずれも1番人気。ここ2走はどちらも単勝オッズが2倍を切る圧倒的な支持で、ファンも一目置いていることが伺えます。

未勝利勝ち直後の一戦が、いきないのG1で相手がグンと強くなるのは間違いありませんが、サウジアラビアロイヤルカップを快勝したゴンバデカーブースは、17頭立ての最内枠。モマれた時の不安がよぎります。

そして、先に触れた通り、出走の半数以上が同じ1勝馬。狙う価値は十分あるでしょう!

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