創設時の名称・阪神3歳ステークスから、牝馬限定戦となり、阪神3歳牝馬ステークスと名称が変わったのが1991年。馬齢表記の国際基準変更に伴い、現在の
阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)となったのが2001年。
後のスターホースを数多く輩出している、名牝への登竜門となっているレースですが、昨年は2~5着馬がいずれも2ケタ人気。一昨年も3→8→4人気の順で決しており、簡単には終わらないレース。
しかも、今年は単勝オッズを見ても分かるように、確たる主役がいない大混戦。どの馬にもチャンスありといえるでしょう。そんな混戦で狙ってみたいのが、
コスモディナーです。
8月20日のクローバー賞以来となる休み明け。それが嫌われているのか、下から数えた方が遥かに早い人気に甘んじているのですが、ここまで3戦2勝、2着1回。
クローバー賞は、少頭数ながら不利といわれる札幌の芝1500mの外枠から、しっかりと差し切り勝ちを収めています。しかも、破った相手の中には、後にファンタジーステークスで2着となるドナベティ(5着)もおり、重賞勝ちこそないものの、戦績は決して引けを取りません。
中間は、松岡正海騎手が入念に調教を付け、キビキビとした動きを見せていますし、松岡騎手と阪神ジュベナイルフィリーズといえば、2015年に10番人気で2着となったウインファビラスで好配当の片棒を担いでいます。
デビューから3戦、いずれも上手な立ち回りを見せており、まさに人気の盲点となっている存在。積極的に狙ってみたい1頭です!