ここ2年の上位3着の人気が、昨年5→4→10番人気、一昨年は8→17→10番人気と波乱傾向にある
中日新聞杯(中京・芝2000m)。
先週は、【チャンピオンズC】実はこちらも底知らず!個性派キャラが反撃に燃えるにて、9番人気3着のドゥラエレーデをピックアップしましたが、同じ中京競馬場が舞台となる中日新聞杯で注目したいのは、
カントルです。
ダービー馬ワグネリアンの全弟という期待の良血も、2度に渡る1年以上の休養があって、オープン入りは6歳の夏。昨年の中日新聞杯は2番人気(12着)に支持されました。
オープン入り後は8戦して、オープン特別を1勝、2着が1回と好走もある一方で、4度の2ケタ着順に、前走はスタート直後に落馬・競走中止と出入りの激しい競馬が多くなっています。
掴みどころのないキャラですが、2ケタ着順に敗れた4戦のうち、今年の日経賞は泥んこの不良馬場で度外視できるもの。その他の3戦は勝ち馬から1秒以内の差で、大きな着順ほど離れていません。
また、昨年のアルゼンチン共和国杯は勝ったブレークアップから0.2秒差の4着。遡れば3歳時の弥生賞も勝ち馬から0.4秒差の5着。
12着と大きな着順となった昨年の中日新聞杯も0.7秒差。重賞でも勝ち負けになる地力は十分備えています。
先に触れたように、1年以上のブランクが2度あって、7歳の暮れといっても馬は元気一杯。前走の落馬の影響は感じられません。
そして、手綱をとるのは前走に続いてH.ドイル騎手。リベンジに燃えているのは言うまでもありません。
人気はないでしょうが、狙う価値は十分。遅咲きの良血開花の瞬間はココと見ました!