ジャパンカップが今年の東京開催の締めくくりなら、
京阪杯(京都・芝1200m)は、今年の京都開催の締めくくり。
リニューアル工事で装いも新たになった京都競馬場で、熱い戦いが繰り広げられました。
この京阪杯も18頭フルゲートの大激戦。過去10年で2ケタ人気の穴馬が馬券に絡まなかった年がわずか2回しかない荒れる一戦で今年注目したいのは、
トゥラヴェスーラです。
ヒントは昨年10番人気で2着となったキルロード。この馬は超人気薄だったとはいえ、春の高松宮記念で3着と好走していた実績馬。
7歳という年齢、超人気薄での激走がフロック視され、この京阪杯でも10番人気の低評価でしたが、結果は見せ場たっぷりの2着。G1好走の地力はダテではありませんでした。
ここで取り上げるトゥラヴェスーラは、今年の高松宮記念で13番人気ながら3着と好走。こちらはオープン特別を2勝し、重賞2着も3回。オープン実績は先のキルロードを大きく上回ります。
高松宮記念以降の3走は、馬券絡みこそありませんが、0.6秒、0.5秒、0.5秒差と大きく崩れておらず、3着に激走した高松宮記念前と似たような過程を歩んでいます。
8歳の暮れを迎えようとしていますが、先に触れたように、大きな衰えは見られませんし、手綱をとる藤岡康太騎手といえば、先週のマイルチャンピオンシップで、史上初となる当日の乗り替わりでG1制覇。気持ちも乗っていることでしょう。
しっかりと押さえておきたい1頭です!