今年の
ローズステークス(阪神・芝1800m)、重賞・オープン特別の勝ち馬がわずか2頭。
出走17頭のうち、半数近い8頭が前走で1勝クラスを勝ったばかり。ズバリ!どの馬からでも入れるレースといえるでしょう。
では、どの馬から入ればいいのか?ここは少し捻った角度で入ってみましょう。
ローズステークスはディープインパクト産駒が強いレース。過去10年で(6-4-3-27/40)と上位を席巻。このディープインパクトは母の父となっても(1-1-1-3/6)と半数が馬券に絡んでいます。
このファクターを見た時に、ふと気になったのが(1-0-1-3/5)で、少ない出走ながら2頭を馬券圏内に送り込んでいる母の父シングスピールの存在。
■ローズSで好走した母の父シングスピール産駒
16年 1着 シンハライト
14年 3着 リラヴァティ
上記の2頭は姉妹なのですが、父が違う17年3着のミリッサも3着馬とハナ差の4着と好走。このレースの相性は上々といえるのではないでしょうか。
そんなシングスピールを母の父に持つのが、
ラファドゥラ。
目下、未勝利と1勝クラスを連勝中。その勝ちっぷりも良く、前走は3コーナーで勢いが付くと、直線では弾けんばかりの脚色。まさに父親譲りの末脚で先行勢を飲み込む快勝。一皮剥けたレースぶりでした。
1800mは3戦して1勝、2着2回と連対を外したことがなく、外回りで直線の長い阪神も合いそう。
管理するのは、栗東での調整にも定評がある小島茂之厩舎で、中間は早々に栗東入りして、このレースに備え、仕上げに抜かりはありません。
混戦を切り裂く豪快な末脚一閃に期待したいところです!