新潟2歳ステークス(新潟・芝1600m)は、馬場が軽く、直線の長い新潟競馬場で行われる2歳重賞。
決め手、瞬発力が求められる舞台で、過去の傾向を見ていくと、差し馬が圧倒的に優勢。馬券に絡んだ馬は前走でいずれも上がり2位以内。勝ち馬は8頭が最速の上がりをマークしていました。
メンバーを見渡すと、出走馬のほとんどが前走で上がり2位以内。まさにどの馬にもチャンスあり!なのですが…。
今年の新潟2歳ステークスで狙ってみたいのは、
クリーンエアです。
まず、強調したいのは、オーナーであるゴドルフィンとこのレースの相性の良さ。
■馬主・ゴドルフィンの新潟2歳S成績
20年 2人1着 ショックアクション
20年 1人2着 ブルーシンフォニー
19年 1人1着 ウーマンズハート
過去10年で3頭が出走し、2勝、2着1回。20年は2頭を送り込んでのワン・ツー・フィニッシュで、3頭全て前走で上がり最速をマークし、1600mのレースを勝っていました。
このクリーンエアも、デビュー戦である前走をメンバー最速の上がりで快勝。その勝ちっぷりの良さも強調したい大きなポイント。
道中は好位のインをジッと追走。抜群の手応えで直線を迎えるも、前がなかなか開かず、残り200mではまだ6番手。前も止まらない馬場で、万事休すと思われたところから外へ持ち出して猛追。瞬く間に前を捕らえてゴールに飛び込みました。
とても8番人気の馬だったとは思えない、鮮やかな差し切り勝ち。派手な勝ちっぷりといえば、アスコリピチェーノも目を引きますが、クリーンエアは今回と同じ新潟のマイルコースを勝利。新潟への輸送を経験しているのは大きな強みといえるでしょう。
初戦の人気から、ここでも過度の人気にはならないと思われ、美味しいうちに狙い撃ちしたい1頭です!