昨年の
北九州記念(小倉・芝1200m)は、16番人気のボンボヤージが3戦連続2ケタ着順からアッと驚く大変身を見せて快勝。
これは少し極端としても、過去10年で8番人気が3勝、6番人気が2勝。1番人気は3度の2着が最高で、夏のハンデ重賞らしく、大荒れの歴史を紡いでいます。
積極的に穴狙いができる一戦。今年の北九州記念で穴馬券の使者として注目したいのは、
スマートリアンです。
まず、北九州記念の舞台となる小倉芝1200m。平坦小回りで逃げ馬が有利なイメージもあるのですが、過去10年の北九州記念において逃げ切り勝ちはゼロ。
2020年、21年にモズスーパーフレアが2着、3着。既にG1タイトルを手にしていた実力馬ですが、僅差とはいえ逃げ切ることができず、人気を下回る着順に敗れています。
狙いは速い流れを作った先行勢に襲いかかる差し馬。
スマートリアンはデビューから25戦して勝ち馬から1秒以上離された大敗を喫したのがわずか2回。6歳夏を迎えましたが、前走の福島テレビオープンでオープン初勝利を挙げるなど、能力に衰えは微塵も見られません。
手綱を取る柴田善臣騎手は前走で久々の勝利に導くなど、この馬とは2度の騎乗で1着、3着の好相性。
小倉競馬場参戦は2020年1月以来となりますが、その時は愛知杯を9番人気のデンコウアンジュで勝っており、今回も気合十分の小倉参戦でしょう。
サマースプリントシリーズ連勝を狙うジャスパークローネに重賞2勝の3歳馬モズメイメイが絡んで、流れはいかにも向きそう。何とも不気味な1頭です!