関屋記念(新潟・芝1600m)の舞台は最後の直線が659mある新潟競馬場の外回りコース。
最後の直線が長いということは、終いの脚を生かす差し馬が優勢とも思えるのですが、この関屋記念に関しては、過去10年で逃げ馬が(2-2-1-5/10)で、半数が馬券に絡む活躍を見せています。
■関屋記念・脚質別成績
逃げ 2-2-1-5/10
先行 3-3-3-26/35
中団 3-2-4-61/70
後方 2-3-2-39/46
そこで、今年の関屋記念で注目したいのが、サマーマイルシリーズ2戦目の中京記念を逃げ切った
セルバーグです。
脚質がレースの特性とぴったりマッチする上、先の中京記念を含めて、左回りの実績が十分。
今回は前走から斤量が3キロ増となる58キロを背負っての出走も、4走前の武庫川ステークスは58キロを背負って逃げ切り勝ち。条件クラスとはいえ、勝利経験があるのは大きな強みです。
今回は吉田豊騎手との初コンビになりますが、吉田豊騎手といえば、ドバイターフやサウジカップで世界をアッといわせたパンサラッサの主戦。いかにも手が合いそうなジョッキーではないでしょうか。
また、セルバーグ自身、初コンビのジョッキーともきっちりと結果を残している馬であり、重賞での乗り替わりでもマイナスにはならないでしょう。
勝てば、サマーマイルシリーズチャンピオンがほぼ当確。その視界は非常に良好といえそうです!