うまスクエア

小倉記念(小倉・芝2000m)は、サマー2000シリーズの第3戦。

シリーズ優勝を果たすには、最低1勝が必要。このレースには七夕賞2着のククナが出走しますが、仮にこの馬が2着となり、合計ポイントが10ポイントとなっても、勝利がないために、優勝の権利はありません。

勝負気配が高さは感じられますが、同じ重賞でも人気薄で気楽な立場だった前走と違い、今回はそれなりの人気を背負って、勝ちに行かなければならない立場。難しい競馬を強いられるのは仕方のないところでしょう。

それよりも馬券的な魅力のある馬！ということで注目したいのが、隠れた小倉巧者でもあるカテドラルです。

過去10年の小倉記念の傾向を見て感じられるのが、人気薄の差し馬の好走が多いこと。開催日程が夏の開幕週となった2020年以降の3年はその傾向が顕著に現れています。

カテドラルは勝利こそありませんが、小倉競馬場でいずれも重賞を4走して2着が3回のコース巧者。今年2月の小倉記念では9番人気、小倉競馬場での開催となった昨年の中京記念でも10番人気2着と人気薄で好走してます。

■カテドラルの小倉成績
230219 9人2着 小倉大賞典
220814 6人4着 小倉記念
220724 10人2着 中京記念
210718 6人2着 中京記念

とりわけ、小倉では直近のレースとなる小倉大賞典は非常に価値のあるもので、自身約2年ぶりとなるメンバー最速の上がりをマーク。前2走はダート戦で度外視できますし、中間の攻め気配からも衰えは全く見られません。

激走の香りがプンプン漂う、芝に戻っての一戦。最後は少しオカルトになりますが、過去10年の小倉記念において、6番人気はなんと(2-3-2-3/10)で複勝率が70％！

この辺りの人気になる可能性も十分あり、もしそうなれば、更にアツイ存在となります。