過去10年におけるエルムステークス(札幌・ダ1700m)の特徴を挙げてみると、1番人気が(1-1-3-5/10)とやや不振。

そして、これはダートの重賞全般にいえることにもなるのですが、逃げ(0-2-3-5/10)、先行(8-7-4-16/35)、マクリ(1-1-0-0/2)で、4コーナーを好位で回れる確かな先行力、機動力が必要ということです。

ただし、逃げ馬は半数が馬券に絡んでいるものの、逃げ切った馬は過去10年でゼロ。前の馬を見ながら、しっかりとした決め手で差し切ることができそうな馬を選びたいところですね。

そこで注目したいのは、前走のマリーンステークスで2着だったルコルセールです。

■エルムS・脚質別成績
逃げ 0-2-3-5/10
先行 8-7-4-16/35
中団 1-0-3-42/46
後方 0-0-0-42/42
マクリ 1-1-0-0/2

今年のエルムステークスは、マリーンステークスを逃げ切って、目下2連勝中のペプチドナイル、前走でアハルテケステークスを逃げ切ったタイセイサムソンが上位人気に推されそうな気配。どちらも逃げ切りを収め、このレースに臨んできます。

更に、昨年の中京記念を逃げ切ったベレヌスが参戦。速い流れになることが予想されます。

ルコルセールは、3歳春にダートを使うようになって以降、ほとんどのレースが道中3番手前後のポジションを取り、メンバー最速の上がりを3度。直近も5走のうち3走が上がり3位以内と、いかにもこのレースに合う機動力を持っています。

まだ重賞での連対はないですが、3走前の名古屋城ステークスでは、後に平安ステークスで3着となるウェルカムニュース、先日の交流重賞・マーキュリーカップを勝ったウィルソンテソーロらを下しており、力は引けを取りません。

兄のソロルはマーチステークスを勝っているダートの重賞ウイナー。同じ母系にはフェブラリーステークス、東京大賞典などを勝ち、種牡馬としても活躍したゴールドアリュールもおり、狙ってみる価値十分の1頭です!

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