七夕賞(福島S・芝2000m)はサマー2000シリーズの開幕を飾るレース。

チャンピオンになれば、馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円の褒賞金が与えられるとあって、ここを勝つことによって、選択肢が大きく広がることとなります。

昨年は1着エヒト、2着ヒートオンビート、3着アンティシペイトの順でゴールしましたが、この3頭には共通点がありました。

実はこの3頭、いずれも母の父がディープインパクトという共通点があったのです。

更に遡って【母の父ディープインパクト】を調べていくと…

■七夕賞・母の父ディープインパクト産駒の成績
22年 1着 エヒト
22年 2着 ヒートオンビート
22年 3着 アンティシペイト
20年 2着 ブラヴァス
20年 4着 ヒンドゥタイムズ

なんと出走5頭で4頭が馬券絡み。唯一馬券にならなかった20年のヒンドゥタイムズも4着と抜群の好成績を残していたのです。

今年の出走馬を見ていくと、連覇を狙うエヒトの他、ククナ、ヒンドゥタイムズの3頭が出走。ここで狙ってみたいのが、3年前のリベンジを狙うヒンドゥタイムズです。

20年は3勝クラスを勝ったばかりでの出走でしたが、実はこのレース、前走が条件クラスだった馬は非常に苦戦していて、(0-0-3-8/11)と1度も連対がありません。

前回の七夕賞挑戦はそうした壁にぶち当たってしまったのですが、そこから着実にキャリアを積み重ね、3走前の小倉大賞典で重賞タイトルも手にしています。

ここ2走は大阪杯16着、鳴尾記念7着と、馬券圏内を外しているものの、前走はメンバー最速の上がりで勝ち馬からは僅か0.3秒差。そこで2着だったフェーングロッテンが今回58キロの斤量に対し、ヒンドゥタイムズが58.5キロのトップハンデということは、その能力の高さを認められたという見方もできます。

小回りコースを得意とし、暑さにも問題ないタイプ。手綱をとる団野大成騎手は、先週のCBC賞を鮮やかに逃げ切っており、ここを勝てばちょっと気が早いですが、サマージョッキーシリーズのタイトルも見えてきます。

直近の着順とハンデでオッズも非常に美味しいものとなりそう。ここは狙い撃ちといきたい1頭です!

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