うまスクエア

ラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)は、JRAで唯一の世代限定のハンデ重賞。

ハンデ戦ということもあるのか、過去10年の3連単配当で最も低いのが、18年の2万1500円。単勝5番人気以内だけの組み合わせは1度もなく、18年も1着が2番人気、2着が1番人気という組み合わせながら、3着に9番人気の伏兵が飛び込んで、万馬券決着となりました。

小回りの福島競馬場で行われる波乱含みの一戦。過去10年の傾向を見ると、(4-2-2-2/12)と高い確率で馬券になっている上がり最速馬の成績です。

■ラジオNIKKEI賞・上がり順位別成績
1位 (4-2-2-2/10)
2位 (2-1-2-6/11)
3位 (1-2-2-9/14)
4～5位 (3-2-1-13/19)
6位以下 (0-3-3-86/92)

今年はデビューから4戦全て上がり最速をマークしているレーベンスティールが出走します。恐らく上位人気に支持されるであろう、この馬ももちろん気にはなるのですが、それ以上に気になっているのが、アグラシアドです。

ここまで6戦のキャリアで、(2-1-1-2/6)。そのうち上がり最速が2回、2位が3回と安定した末脚を繰り出しています。

前走のスイートピーステークスは勝ったウヴァロヴァイトに0.1秒差の3着と敗れはしたものの、上がりはメンバー最速。

2走前のミモザ賞は、勝ち時計が2000mで2分6秒9を要する非常にタフなコンディション。向こう正面で後方3番手のポジションから馬場の外めを一気にマクリ、ゴール前でバテそうになりながら、もうひと伸び。ここは上がり2位でしたが、非凡な勝負根性を見せました。

今回は前走で先着許したウヴァロヴァイトより1キロ軽い斤量で出走できますし、奇しくも父リアルスティールは、前記レーベンスティールと同じ。持ち味の決め手が波乱のカギとなる可能性は大いにあるかもしれません！