いよいよ春競馬の締めくくりとなる
宝塚記念(阪神・芝2200m)。今年は昨年の天皇賞秋、有馬記念、そしてドバイシーマクラシックを連勝中のイクイノックスが参戦。大きな盛り上がりを見せていますね。
注目の春のグランプリで調教解析班からイチオシが入ったのは、
ディープボンドです。
元々、パワフルな動きが目を引く馬ではありますが、ここ2週はCWコースで和田竜二騎手を背に、先週が7ハロン追いでビッシリと負荷をかけ、96.5-79.8-50.5-35.7-11.3秒のラップで追走先着。
最終追い切りは、ラストを軽く伸ばす程度で、時計は6ハロン81.2-65.9-51.7-37.3-11.7秒と目立たないながら、その脚捌きはいつも通りにパワフルそのもの。ここへ向けてきっちりと仕上げられてきました。
前走の天皇賞春では2着と敗れはしたものの、健在を示す堂々のレースぶり。得意の阪神コースで悲願のG1初制覇となるか?そのチャンスは十分あると見ます。
もう1頭、調教解析班から「この馬も押さえる必要あり!」とプッシュが入ったのが、メンバー唯一の3歳馬
ドゥラエレーデです。
前走の日本ダービーはスタート直後に躓いて騎手が落馬、競走中止という残念な結果となってしまいましたが、幸いそのダメージはなく、早々に古馬相手となる宝塚記念参戦を発表。
先週、今週と新コンビを組む幸英明騎手が手綱をとり、今週はCWコースで6ハロン78.8-64.6-50.9-36.0-11.5秒の好時計をマーク。デキに陰りは全く見られません。
昨年暮れに芝のG1・ホープフルステークスを勝ち、今年はダートのUAEダービー(2着)に挑戦。そして帰国初戦が日本ダービーという異色のローテーションを歩み、ミステリアスな魅力に包まれています。古馬に一泡吹かせるシーンがあるかもしれませんよ!