日曜日の東京メイン・ユニコーンステークス(東京・ダ1600m)が行われる東京ダート1600mは、フェブラリーステークスと同じ舞台。

第1回の勝ち馬シンコウウインディは、フェブラリーステークスがG1へ格上げとなった初年度に勝ち馬となるなど、強い関連性を持っています。

そんな、ダート王候補がしのぎを削る一戦。調教解析班からプッシュが入ってきたのは、オマツリオトコです。

この中間は坂路、ウッドチップコースでたっぷりと併せ馬を消化。ひと追い毎に攻め時計を詰め、3頭併せで行われたウッドチップコースでの最終追い切りでは、大きく追走したパートナーをキッチリと捕らえ、6ハロン80.6-64.7-50.7-36.9-11.5秒の好タイムをマーク。時計、動きとも申し分ない仕上がりを見せています。

ここ2走は13着、14着と大きく崩れていますが、2走前はこの時期の3歳馬としては過酷な58キロの斤量、前走はメンバーが揃った芝のG2戦と敗因は明確。

兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿でアタマ差の2着と実績は十分。芝の速い流れも2度経験している実力馬がダートに戻り、好仕上がりを見せる今回は黙って見直しでいいでしょう。

日曜日の阪神メインは、牝馬のハンデ重賞・マーメイドステークス(阪神・阪神2000m)。

夏季のハンデ戦、しかも牝馬限定戦とあって、軽ハンデ馬の好走が多い一戦ですが、ここでの調教解析班オススメの1頭は、ゴールドエクリプスです。

時計そのものは少し地味ながら、先週、今週と坂路で終いを伸ばして、ラスト1ハロンはともに12秒フラットで登坂。キビキビとしたフットワークが目を引きました。

2勝クラスを勝ったばかりで、ここは格上挑戦となりますが、そこは牝馬同士のハンデ戦。過去のレース傾向から格上挑戦でも十分勝負になりますし、前走の勝ちっぷりも非常に鮮やか。

3歳の春から長期休養もあって、底らしい底を見せていないのも大きな魅力。狙ってみる価値ありの1頭です!

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