今週のG1は3歳牝馬のナンバーワンを決める
オークス(東京・芝1600m)。
突然ですが、まずはこの表を見てください。
■2冠馬の桜花賞人気
22年 7人気 スターズオンアース
20年 2人気 デアリングタクト
18年 2人気 アーモンドアイ
12年 2人気 ジェンティルドンナ
10年 1人気 アパパネ
直近の桜花賞・オークスの2冠を制した5頭の桜花賞での人気を示したものです。
10年のアパパネはサンテミリオンと1着同着で、桜花賞に続いて辛くも人気に応えることができましたが、意外にも3冠馬となったデアリングタクト、アーモンドアイ、ジェンティルドンナはいずれも桜花賞は2番人気でした。
そう、桜花賞とオークスとともに1番人気で制するというのは非常に難しいことなのです。
今年の桜花賞馬
リバティアイランドはデビューから4戦全て1番人気。最も高い単勝オッズが阪神ジュベナイルフィリーズの2.6倍で、2倍を切ったことも2度あって、ファンから熱い支持を受け続けてきました。
これが、このオークスではマイナスに出る可能性が大なのです。
近年においては、14年2着のハープスターがリバティアイランドと似たような脚質と軌跡を歩んでいて、デビューから強烈な決め手を武器に実績を積み上げ、桜花賞を制しましたが、オークスでは先に抜け出したヌーヴォレコルトを捉え切れず、単勝オッズ1.3倍の支持を受けながら2着と敗れました。
奇しくもリバティアイランドの手綱をとるのは、ハープスターと同じ川田将雅騎手。今回も圧倒的な支持を受けること間違いないでしょう。
王道を歩んできたゆえのプレッシャーに打ち勝つことができるか?
また、キレ過ぎる末脚を持つだけに、仕掛けどころには気を遣うはずで、ここにもスキがあるでしょう。
この春のG1ではタイトルホルダー、スターズオンアースと圧倒的な支持を受けたスターホースが人気に応えることができませんでした。
全ての馬が2400mは初めてとなるだけに、アッと驚く波乱が待ち受けているかもしれませんよ!