いよいよ春のG1シリーズもクラシック2冠目を迎え、盛り上がりも最高潮に達していきます。今週は3歳牝馬ナンバーワンを決めるオークス(東京・芝2400m)が行われますね。

1冠目の桜花賞を圧巻の末脚で制したリバティアイランドをどの馬が止めるかが焦点となるレース。調教解析班より「その資格は十分ある!」とオススメが入ってきたのが、ヒップホップソウルです。

フラワーカップ2着の後は、除外が濃厚だった桜花賞を諦めてオークスへ予定を変更。リフレッシュ放牧を挟み、帰厩後は3週続けてウッドチップコースで入念に追われ、3日と10日は7ハロン追いで十分負荷をかけ、最終追い切りは3頭併せの真ん中を最先着。

全体の時計は地味ながら、抜群の手応えでゴーサインが出ると、鋭く反応して、ラスト1ハロンは11.3秒のラップを計時。馬体もふっくらと見せ、現時点では申し分ない状態に仕上がりました。

祖母ダンスインザムードは桜花賞馬で、その兄姉には菊花賞馬ダンスインザダーク、オークス馬ダンスパートナーがいる底力と成長力に溢れた良血。素質の高さは引けを取らないだけに、何とも不気味な存在です。

土曜日の重賞は、リニューアルされた京都競馬場で行われる初めてのダート重賞・平安ステークス(京都・ダ1900m)。ここでの調教解析班オススメの1頭は、カテドラルです。

7歳にして前走のマーチステークスが初めてのダート戦。着順は9着と大きくなるも、勝ち馬からは0.9秒差。58.5キロを背負っての不良馬場ということを考えれば、決して悪い内容ではありませんでした。

中間の攻め課程を見ても、先週はCWコースで6ハロン79.1-63.8-50.0-36.9-12.7秒の好タイムをマーク。坂路での最終追い切りは、全体の時計こそ目立たずも、ラスト1ハロン12.2秒のラップでキビキビと登坂。状態面に陰りは見られません。

兄にエルムステークスを勝つなどダートで活躍したジェベルムーサがいる血統。斤量57キロで迎えるここは、一変の可能性を大いに秘めているといえるでしょう!

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