ヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)は、今年で18回目と比較的歴史の浅いG1ながら、歴代の勝ち馬には錚々たる名牝がいる春の大一番。
かといって、番狂わせが起きていないかといえばそうでもなく、2014年から1番人気が6連敗していた歴史もあります。
前日正午の時点では、昨年の2冠馬スターズオンアースが1番人気となっているも、この馬には『前走がキレ過ぎた!?スターズオンアースも大ピンチ…』で取り上げた不安点もあり、波乱の目は十分あるといえます。
そんな今年のヴィクトリアマイルで狙ってみたい馬。それは
ナムラクレアです。
デビューからここまで12戦して、馬券圏内を外したのは、2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズ(勝ち馬から0.5秒差の5着)と昨年のスプリンターズステークス(同0.2秒差の5着)の2回だけ。重賞も3勝している4歳世代屈指の実力馬です。
桜花賞3着の後はスプリント路線に照準を向け、函館スプリントステークスとシルクロードステークスを勝利。前走の高松宮記念では2着と現役屈指のスプリンターでもあります。
今回は桜花賞以来となるマイル戦で、2ハロンの距離延長がポイントとなりますが、桜花賞は好位からの正攻法の競馬で、勝ったスターズオンアースから0.1秒差。決してこなせない距離ではありません。
また、過去のレースを振り返ると、ゴチャついたり、コースロスがあったりと不完全燃焼に終わっているレースも少なくありません。
意外にも今回が初めての東京コースですが、広くてのびのびと走ることができるのはプラスに出そうで、父のミッキーアイルは浜中俊騎手とのコンビで、同じ東京マイルコースのNHKマイルカップを勝っています。
調整面も抜かりはなく、溜まりに溜まった鬱憤を晴らす舞台がついに整いました!