5週連続東京G1の第2弾は、名牝への登竜門ともいえる
ヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)。
ソダシの連覇か?スターズオンアースが惜敗続きに終止符を打つか?それとも…。そんな注目の一戦で調教解析班よりプッシュが入ってきたのは、
クリノプレミアムです。
前走の福島牝馬ステークスから中2週とあって、目立つような時計は出ていませんが、抜群の気合乗りで、動きは非常にメリハリの利いたキビキビとしたもの。状態面の良さが動きにも溢れ出ていました。
中山牝馬ステークス→福島牝馬ステークスからヴィクトリアマイルというローテーションは昨年と同じ。しかし、昨年は年明け5戦目に対して、今年は4戦目。また、着順こそ昨年を下回るものの、気性面が成長してレースぶりには安定感が増してきました。
昨年秋以来の騎乗となる松岡正海騎手ともコンビ相性が良く、昨年は16着と敗れているレースですが、今回はひと味もふた味も違う競馬が見られそうな予感が漂います。
土曜日はヴィクトリアマイルと同じ東京競馬場で、安田記念の前哨戦となる
京王杯スプリングカップ(東京・芝1400m)が行われます。
安田記念の前哨戦とはいいながら、1400mという距離からスプリンターの参戦もあって、そのぶつかり合いが見ものともいえるレース。ここでの調教解析班のイチオシは、
ラウダシオンです。
2年前の勝利から勝ち星に見放されているのですが、今回は新たにコンビを組む岩田康誠騎手が入念に調教を付け、最終追い切りでは坂路4ハロン52.7-37.7-24.2-11.8秒の自己ベストタイムで登坂。ダイナミックな脚捌きで、海外遠征の疲れは微塵も見られません。
また、岩田康誠騎手といえば、大敗が続いていたダイアトニックを自らの手綱で蘇らせ、重賞3勝を積み上げる原動力となった大ベテラン。ここ一番の闘魂注入には定評のあるジョッキーです。
2年前の勝ち馬で、3歳時にはNHKマイルカップを勝っている実力馬。完全復活を期待できる態勢が整いました!