先週の天皇賞は2着のディープボンド、青葉賞では勝ったスキルヴィング、2着ハーツコンチェルトの好調ぶりを見抜いた我らが調教解析班。今週も取り上げた絶好調馬は要チェックですよ!

5月に入り、春のG1シリーズもこれからが佳境。まずは5週連続東京G1の第1弾となるのが3歳マイル王決定戦NHKマイルカップ(東京・芝1600m)。

昨年は最低人気のカワキタレブリーが3着に入って153万馬券の大荒れとなりましたが、今年波乱の目となりそうなのが、ミシシッピテソーロです。

中間は前走から手綱をとっている柴田大知騎手が熱心に攻めを付け、ウッドチップコースでの最終追い切りは、3頭併せで大きく先行したパートナーを楽に捕らえてゆうゆう先着。

先週、今週ともラスト1ハロン11.4秒のラップで気配の良さが目を引きました。

昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズは16番人気5着、前走のニュージーランドトロフィーでも14番人気5着と意外性十分で、遡れば新馬→ダリア賞を連勝している素質馬。大波乱の使者となる可能性を大いに秘めた1頭です!

日曜日はNHKマイルカップの前に、新潟競馬場でも新潟大賞典(新潟・芝2000m)が組まれています。

G1ホースあり、上がり馬ありで、馬券的にも楽しみなレース。ここでの調教解析班のオススメは、ヤマニンサルバムです。

先週はCWコースで6ハロン81.6-66.2-52.1-37.3-11.5秒を馬なりでマーク。今週は坂路で一杯に追われ、自己ベストにコンマ1秒差と迫る4ハロン51.7-37.6-24.2-12.0秒のラップで力強く登坂。軽快な脚捌きが目を引きました。

前走の金鯱賞は自身にとって初の重賞挑戦。強力メンバーを前に7着と足踏みしましたが、勝ったプログノーシスとはコンマ7秒差。攻めの競馬で内容は決して悪くありませんでした。

攻めの動きを見ても、うまくリフレッシュがなされているようで、ここは改めて期待の一戦です。

土曜日は京都競馬場では、日本ダービーの出走権をかけた京都新聞杯(京都・芝2200m)が行われます。

西のダービー最終便ともいえる重要な一戦。ここで調教解析班からプッシュが入ったのは、アスクドゥポルテです。

最終追い切りは主戦の岩田康誠騎手自ら手綱をとってCWコースへ。日本ダービー出走へ向け、鞍上がグイッと気合を入れると鋭く反応、6ハロン80.6-65.5-50.8-36.2-11.1秒のラップでフィニッシュ。

前走から中2週。昨年12月にデビューし、コンスタントに使われていますが、全く疲れを感じさせず、日本ダービー出走へ向けて、渾身の仕上がりと判断しました。

未勝利戦とはいえ、3走前は自分でレースを作って2着、2走前は不良馬場で力強い差し切り勝ちと、展開や馬場を問わない走りができるのが魅力。心身ともに成長著しい1頭で、重賞初挑戦のここでどんなパフォーマンスを見せるか大いに注目です!

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