天皇賞春(京都・芝3200m)は、2年半ぶりにリニューアルオープンした京都競馬場で行われる最初のG1。気持ち良く的中させたいですよね!

中間の気配から調教解析班がプッシュしてきたのは、ディープボンドです。

昨年、一昨年と2年連続で阪神大賞典を勝ち、続く天皇賞春で2着。今年は3連覇を狙った阪神大賞典で5着と敗れ、臨戦過程は過去2年と比べて一歩交代も、調教においては、坂路での2週前追い切りで4ハロン51.8-37.7-25.1-12.6秒、CWコースでの1週前追い切りでは、終い一杯に追われて7ハロン95.3-79.8-65.5-51.2-36.2-11.4秒と上々のタイムをマーク。

最終追い切りは全体の時計は地味ながら、終いはこの馬らしいパワフルなフットワークでゴールを駆け抜け、攻めの動きからは衰えやデキ落ちは全く感じられません。

前走の阪神大賞典は敗れたとはいえ、勝ったジャスティンパレスから0.5秒の少差で、京都競馬場で重賞勝ちがあるのは、メンバーでこの馬のみ。デキの良さに加え、タイトルホルダーをはじめとする人気の4、5歳馬にはない貴重なキャリアを武器に悲願のG1制覇となるか注目です。

そして、調教解析班より「この馬は押さえておいてほしい」とプッシュが入っているのが、ディープモンスターです。

先々週、先週とCWコースでの意欲的に7ハロンを追われ、ともに終いはラスト1ハロン11秒台半ばのラップを計時。坂路での最終追い切りでも、重い馬場で終いを要する馬が多い中で、ラストまで力強い脚捌きで登坂。デキの良さが目を引きます。

重賞では連絡みの経験がないものの、3歳時の菊花賞で5着。オープン特別ながら2600mの長丁場で2着の経験はあり、まずまずの長距離適性を持っています。近走はレース内容も悪くなく、一気の相手強化にはなりますが、非常に気になる1頭です!

青葉賞(東京・芝2400m)は、2着以内に日本ダービーの優先出走権が与えられるトライアルレース。各馬の収得賞金から、着順を問わず、ここを使って本番へという叩き台の馬はおらず、先週のフローラステークスに続いて熾烈な優先出走権が争いとなりそう。

日本ダービー本番と同じ舞台で行われるトライアルレースで、調教解析班がイチオシするのは、ハーツコンチェルトです。

中間はプール、坂路、ウッドチップコースを併用して入念な調整が施され、先週は6ハロン82.6-66.4-51.4-37.2-11.6秒としっかり負荷をかけ、最終追い切りは終い重点の5ハロン追いで、ラスト3ハロン37.0-11.5秒のラップで素軽いフットワークを見せました。

前走の若葉ステークスは阪神への移動がありながらプラス12キロの馬体重。成長分を入れても少し余裕があったようで、今回はひと叩きされた効果も見込めるでしょう。

2着馬に8馬身差をつけた鮮烈デビューを飾りながら、東京スポーツ杯2歳ステークス1番人気3着、ホープフルステークス5番人気7着、若葉ステークス1番人気4着と上位人気に支持されながら賞金を上積みできず、ここは2着以内が日本ダービー出走への絶対条件。勝負仕上げのここは黙って見直しです!

今回と同じ東京芝2400mでゆりかもめ賞を勝っているスキルヴィングも好仕上がり。

先週、ウッドチップコースでの7ハロン追いで、古馬3勝クラスのパートナーと同入フィニッシュ。同じウッドチップコースで3頭併せで追われた最終追い切りも、3カ月ぶりの実戦というのを感じさせない軽快な脚捌きでゴールを駆け抜けました。

デビューから3戦いずれも東京コースで、直近の2走はともにメンバー最速の上がりをマーク。こちらも大注目の1頭です。

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