福島牝馬ステークス(福島・芝1800m)は、過去10年で10万円を超える配当が5回。2020年は勝ち馬は3番人気ながら、2着が13番人気、3着には15番人気の超伏兵が入って227万馬券が飛び出した荒れ模様の一戦。
今年も一筋縄ではいかないメンバー構成。ここで好配当の使者として期待したいのが、
パーソナルハイです。
ここは格上挑戦となるのですが、抽選をくぐり抜けて出走した昨年の桜花賞では17番人気の低評価ながら勝ったスターズオンアースから0.2秒の6着。続くフローラステークスでは、自分でレースを作っての2着と大舞台でもポテンシャルの高さを示しました。
その後は大きな着順が続いているのですが、オークスは距離が長すぎたと判断できますし、昨秋の2戦は春の疲れが残っていたと思われ、今年に入ってからの3戦は6着、9着、9着と着順は冴えないものの、勝ち馬からは1秒以内に収まっています。
また、中間の攻め過程も、1週前追い切りで坂路自己ベストをマークしていて、昨秋のスランプからは抜け出していると見えます。
今回はローズステークス以来となる重賞挑戦。メンバーの中にはフローラステークスで0.1秒差の接戦を演じた勝ち馬エリカヴィータの名前もあり、闘志を掻き立てる材料も揃いました。
過去10年を振り返ると、前走が3勝クラスだった馬は勝利こそないものの、(0-2-3-18/23)で馬券絡みも度々あり、5頭のうち3頭は2ケタ人気の伏兵でした。
格下といっても決して軽視できない1頭です!
■馬券に絡んだ前走3勝クラスの出走馬
20年 13人2着 リープフラウミルヒ
19年 2人3着 ダノングレース
16年 1人2着 シャルール
14年 16人3着 フィロパトール
13年 10人3着 ピュアブリーゼ