今年のフローラステークス(東京・芝2000m)は、キミノナハマリア以外は全て収得賞金400万円の馬で、2着以内に与えられるオークスの優先出走権争いが非常に激しくなりそうな様相。

調教解析班がデキの良さで一歩抜け出しそうな雰囲気を感じ取っているのが、クイーンオブソウルです。

前走後もウッドチップコースで順調に乗り込みを積まれ、先週は5ハロン68.5-52.2-37.2-11.3秒、今週も同じく5ハロン69.3-53.1-37.9-11.4秒でフィニッシュ。

どちらも主戦の津村明秀騎手を背に、キビキビとしたフットワークで並走先着を果たしました。

形の上では格上挑戦も、2走前はエルフィンステークスで4着、前走はアネモネステークスで3着とオープンでも好走。今年のメンバーなら地力上位の存在で、デキの良さも相まって前進必至と見ます。

およそ2年半に及ぶ改装工事を経て、いよいよリニューアルオープンする京都競馬場。その開幕週を飾る重賞が、伝統のマイル重賞・マイラーズカップ(京都・芝1600m)

好メンバーが揃った一戦で、調教解析班がプッシュしてきたのが、サヴァです。

坂路での最終追い切りでは、終い一杯に追われて4ハロン51.3-37.1-24.4-12.4秒の自己ベストをマーク。久々に勝利を挙げた前走がいいキッカケとなったのか、力強い脚捌きが目を引きました。

芝でのキャリアがまだ2戦で、トータルのキャリアでも14戦とまだまだ伸びしろはたっぷり。詰めて使えるのもデキの良さの現れと言えそうで、重賞のここでどんなパフォーマンスを見せるか大いに注目です。

土曜日には福島競馬場でヴィクトリアマイルの前哨戦となる福島牝馬ステークス(福島・芝1800m)が行われます。

ここでの調教解析班のイチオシは、エイシンチラーです。

前走の中山牝馬ステークスでは13着と崩れていますが、3週続けてウッドチップコースでラスト1ハロン11秒台前半のラップを計時。非常に素軽いフットワークを見せていて、デキ落ちは全く感じられません。

リステッド競走ながら、2走前、3走前は牡馬相手に差のない競馬をしており、重賞でも牝馬限定戦なら通用する下地は持っています。前走を度外視して、改めて狙ってみる価値は十分あるでしょう!

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