今週は牡馬3冠の初戦となる皐月賞(中山・芝2000m)。ホープフルステークスの覇者・ドゥラエレーデの名前こそないものの、前哨戦の勝ち馬がほぼ揃い、ハイレベルのレースが期待できそうですね。

まさにデキの良さが大きなカギを握りそうなレース。ここで調教解析班がイチオシしてきたのが、メタルスピードです。

3月に2戦したこともあって、ビシビシとは追われていないものの、フットワークは非常に素軽く、津村明秀騎手を背にしたウッドチップコースでの最終追い切りでは、82.3-66.2-51.5-37.1-11.2秒のラップで追走した古馬オープンを相手に堂々先着。連戦の疲れどころから、更に調子を上げている印象です。

初勝利に5戦を要しましたが、未勝利、1勝クラスを連勝し、重賞初挑戦となったスプリングステークスでも渋太い脚を繰り出して3着と、上手な立ち回りを見せています。

デキは間違いなくいいだけに、G1の強力メンバーに入っても軽視は禁物です。

皐月賞の直前には、阪神競馬場でダート重賞のアンタレスステークス(阪神・ダ1800m)がスタート。

ここでの調教解析班のイチオシは、キングズソードです。

現在、2勝クラスと3勝クラスを連勝中。その勢いは調教の動きにも現れていて、CWコースで先週は6ハロン83.7-68.3-53.3-37.0-12.0秒。今週は82.0-66.5-51.8-37.0-12.0秒と2週続けて終い一杯に追われて、ラスト1ハロンはともに12秒フラットのラップをマーク。パワフルな脚捌きが目を引きました。

心身ともに成長著しく、今回が初めての重賞挑戦でハードルが一気に上がりますが、ここでも侮れない上がり馬です。

昨年の勝ち馬ダノンスコーピオンは続く本番も連勝。アーリントンカップ(阪神・芝1600m)はNHKマイルカップのトライアルレースとして、重要な位置を占める3歳重賞。

今年も楽しみなメンバーが揃った中で、調教解析班がオススメしてきたのが、セッションです。

先週と先々週はヒンドゥタイムズ、オープンファイアといったオープンを相手に併せ馬を行ってキビキビとした脚を見せると、最終追い切りでも坂路で4ハロン51.6-37.1-23.9-11.9秒と自己ベストを更新。高いレベルで状態をキープしています。

このレースは初めてのマイル戦となりますが、母や兄はマイル以下の距離で活躍しており、自身の道中の行きっぷりからも十分対応はできそう。ここは黙って見直しです!

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