いよいよ2023年のクラシックレースがスタート。第1弾は牝馬3冠レースの初戦となる桜花賞(阪神・芝1600m)ですね。

昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ以来のぶっつけ本番となる2歳女王リバティアイランドも上々の仕上がりを見せているようですが、調教解析班から猛プッシュがあったのは、ドゥアイズです。

先週、今週と主戦の吉田隼人騎手が手綱をとって、CWコースでの7ハロン追い。

ゆったりとした入りで、全体の時計そのものは控えめながら、ラストまでしっかりと負荷をかけて、ラスト1ハロンのラップはともに11秒台の半ばを計時しました。

勝ち星は新馬戦の1つのみも、その後は札幌2歳ステークス、クイーンカップ2着、阪神ジュベナイルフィリーズ3着と重賞でも常に上位争いを演じており、中間の攻め気配からは、戴冠に向けての意気込みがヒシヒシと感じられました。

唯一連対を外した阪神ジュベナイルフィリーズ3着は、スタートで後手を踏んだもの。それでも崩れなかった地力は間違いなく世代トップクラスで、ここでの逆転も十分あると見ます。

土曜日の中山メインはNHKマイルカップのトライアルレースとなるニュージーランドトロフィー(中山・芝1600m)

ここでの調教解析班のプッシュは、モリアーナです。

元々、攻め気配を良く見せるタイプではあるものの、ウッドチップコースで追われた最終追いは、7ハロン97.6-81.1-66.6-51.8-37.5-11.7秒という時計以上に素軽さを感じさせるもので、キビキビとした脚捌きが目を引きました。

桜花賞を除外されて回ってくる形となりましたが、G1の舞台でも好走が期待できた好仕上がり。ウップンを晴らす走りに期待です。

桜花賞の舞台となる阪神芝1600mでは、土曜日にも古馬牝馬の重賞阪神牝馬ステークス(阪神・芝1600m)が行われます。

ヴィクトリアマイルの重要な前哨戦でイチオシが来たのは、ママコチャです。

暮れのターコイズステークスから間隔が開いたものの、栗東に帰厩後はひと追い毎に機敏さを増し、先週のCWチップコースではラスト1ハロン11.3秒のラップを叩き出す抜群の切れを披露。

今週の最終追い切りでは坂路で自己ベストを大きく短縮する4ハロン50.1-36.8-24.4-12.2秒の好タイムを馬なりでマークし、きっちりと態勢を整えてきました。

前走で連勝はストップしたものの、勝ち馬とはわずかコンマ2秒差。パワーアップを感じさせるこの動きを見ると、重賞初Vはココかもしれません!

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