フェブラリーSからひと月あまり。今年のG1第2弾となる高松宮記念(中京・芝1200m)は、春のG1シーズン開幕を告げるスプリントG1です。

昨年は1着8番人気ナランフレグ、2着5番人気ロータスランド、3着には17番人気のキルロードが入って、3連単は278万4560円をつける大波乱となったのは、記憶に新しいところです。

それ以前にも、2019年には3→12→17番人気の組み合わせで3連単449万7470円という昨年を超える配当も飛び出していて、一筋縄ではいかないG1レースです。

そんな荒れるG1で、今年波乱を巻き起こしそうな馬は…!?ここではダディーズビビッドを指名します!

ここまで重賞未勝利で、連対経験も前走の阪急杯2着のみ。そのせいか、実績馬が揃うG1のここでは大きく人気を下げていますが、それだけで評価を落とすのは早計というもの。

確かに重賞未勝利ではあるものの、4走前のセントウルステークス、昨年春のオーシャンステークスでともに少差の4着。オーシャンステークスでは次走で高松宮記念を勝つナランフレグとコンマ1秒差、3着となったキルロードには先着し、セントウルステークスでも安田記念の覇者ソングラインに先着。前走の阪急杯は勝ったアグリとわずかクビ差で、ここに入っても劣らないポテンシャルを随所に見せています。

振り返ると、昨年1着のナランフレグは、前走がオーシャンステークスで2着。ロータスランドは京都牝馬ステークスで1着。2018年に10番人気3着だったナックビーナスも前走はオーシャンステークス2着で、この高松宮記念は前走で好走していながら、人気の盲点となっていた馬が数多く見られます。

■人気薄で好走した前走重賞連対馬
22年 8人1着 ナランフレグ
オーシャンS2着

22年 5人2着 ロータスランド
京都牝馬S1着

18年 10人3着 ナックビーナス
オーシャンS2着

17年 5人1着 セイウンコウセイ
シルクロードS1着

15年 6人2着 ハクサンムーン
オーシャンS2着

14年 8人2着 スノードラゴン
オーシャンS2着

左回りを得意とする馬が、前走は右回りの阪神競馬場で2着。中間の攻め気配からも、今の好調さがうかがえます。

これぞ人気の盲点!絶対に押さえておきたい1頭です!

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