今年の
マーチステークス(中山・ダ1800m)は、次世代のダート王を狙う4~5歳のハピ、ウィリアムバローズ、ロードヴァレンチが人気を集めています。
ですが、このレースは過去10年で1番人気が(1-1-2-6/10)と苦戦傾向。波乱の目も十分あるといえるでしょう。そんな一戦で一発を期待したいのが、7歳の古豪
ゲンパチルシファーです。
前走の東海ステークスで勝ち馬から大きく離された14着と大敗を喫したことで、今回は人気が急落。前日正午の時点では最低人気に甘んじています。
2走前にはプロキオンステークスを勝っている重賞ウイナー。そんな低評価でいいんでしょうか?答えはもちろんNO!
この馬、過去の成績を紐解いていくと、休み明けも(0-1-5-5/11)で決して悪くないのですが、3着が多く、連対はわずか1回しかありません。
それに対して、休み明け2走目は(3-1-2-2/8)で連対率50%。全5勝のうち、3勝が休み明け2戦目に記録されています。
また、攻め過程を見てみると、前走の東海ステークス前は坂路でラスト1ハロン13秒を切るラップがありませんでした。
今回は先週、今週と続けて12秒台半ばのラップをマークし、全体の時計も自己ベストの53秒0に対して、先週が53.3秒、今週が53.2秒と自己ベストに近いタイムを出しています。
■ゲンパチルシファー&大野騎手のコンビ成績
21/05/23 3着 丹沢S
21/04/17 2着 下総S
21/03/06 3着 上総S
しかもこのレースは、勝鞍こそありませんが、過去(0-1-2-0/3)と全ての騎乗で馬券絡みを果たしている大野拓弥騎手とのコンビが復活。3戦のうち2戦が今回で中山の1800mで、心強いジョッキーが手綱をとります。
重賞ウイナーの底力を見せられる材料が揃った今回、絶対に見逃してはいけない至高の穴馬です!