今年の
金鯱賞(中京・芝2000m)は、重賞初制覇を狙うプログノーシスが単勝オッズでは少し抜けた存在。ファンは新星誕生を期待しているようですね。
プログノーシスは、デビューから馬券圏内を外したのが前走の中日新聞杯4着の1回のみ。それも勝ち馬から0.1秒差ですから、人気になるのもうなずけます。しかし、大崩れこそないものの、重賞未勝利なのは事実。スキがないわけではありません。
そんなスキを突く穴馬として狙ってみたいのが、昨年の大阪杯の覇者
ポタジェです。
金鯱賞は3年連続出走で、2年前が3着、昨年が4着。特に昨年は、前で競馬を進めた馬が上位を占める中、1頭際立つ末脚で4着に食い込み、次走・大阪杯でのG1初制覇へ結びつけました。
以降、馬券絡みどころか、4走して3走が2ケタ着順。前走の有馬記念は勝ったイクイノックスから2.1秒も離された大敗を喫する苦戦が続いています。
仕切り直しとなる今回。過去に結果が出ているレースというのは調整がしやすいでしょうし、初コンビとなる岩田望来騎手に乗り替わりとなるのも、先入観なく騎乗できるという意味ではプラスと出るかもしれません。
何よりも、メンバー唯一のG1ホースであり、一昨年の毎日王冠以降、出走したレースはG1とG2ばかり。言わば王道路線を走り続けてきた馬で、戦ってきたメンバーが他馬とは一枚も二枚も違います。
■岩田望来騎手の重賞勝利
22年 京都牝馬S ロータスランド 2度目の騎乗
22年 京都新聞杯 アスクワイルドモア 初騎乗
23年 京都金杯 イルーシヴパンサー 初騎乗
ちなみに岩田望来騎手は、デビューから重賞を3勝していますが、いずれも前走から乗り替わった馬で勝っており、3頭のうち2頭は初騎乗でした。
断然に実績を持ちながら、単勝オッズを10倍を超えており、完全に人気の盲点となっています。ぜひとも狙い撃ちしたい1頭です!