近年は国内の大阪杯はもちろん、ドバイ遠征へのひと叩きというところで、俄然注目度がアップしている
中山記念(中山・芝1800m)。
実績上位であっても、その力を今回発揮できるかが馬券を仕留める大きなポイント。調教解析班よりゴーサインが出たのは
ソーヴァリアントです。
昨年12月のチャレンジカップ以来となる2023年の初戦。2月初めに美浦へ帰厩し、先週は横山武史騎手を背にウッドチップコースで6ハロン79.1-64.0-49.9-35.9-11.7秒の好タイムをマーク。
今週の最終追い切りも3歳未勝利の格下が相手ながら、大きく先行した2頭をラスト1ハロン11.2秒のラップで豪快に突き放しました。
元々、攻めの動きは良く見えるタイプではあるものの、それを差し引いても惚れ惚れする動きで、ここに来て完全に本格化ムード。このあとは大阪杯へ向かう予定のようですが、悲願のG1制覇へ向けて、しっかりと格好を付けてくれそうです。
昨年暮れの香港マイル以来の実戦となる
シュネルマイスターも上々の仕上がり。
2週前に重賞ウイナーのマイネルファンロンと併せてきっちりと先着。先週はじっくりと単走で7ハロンを追われ、最終追い切りは大きく先行した2勝クラスのパートナーを楽な手応えで交わし去り、この馬らしい素軽いフットワークが目を引きました。
昨年の秋は適距離とはいえないスプリンターズステークス出走で消化不良に終わりましたが、1600~1800mでは現役トップクラスの実力馬。休み明けも得意としているだけに、ここは反撃必至と見ます。