今週の日曜東京メインの重賞は近年かなりレベルが上がってきている
東京新聞杯(東京・芝1600m)。今年もこのあとのG1戦線を視野に入れた実力馬が多くエントリーしてきましたね。
有力馬の目標はまだ先とはいえ、ヴィクトリアマイルや安田記念と同じコースで行われる一戦とあって、各陣営とも調整に力が入るところ。ここで調教解析班よりプッシュがあったのは
ウインカーネリアンです。
マイルチャンピオンシップ12着のあとは自厩舎でプール、坂路、ウッドチップコースでジックリと乗り込み、ここ3週は主戦の三浦皇成騎手が騎乗。最終追い切りはウッドチップコースでの3頭併せを行い、6ハロン84.4-68.2-52.6-37.8-11.6秒のタイムで最先着。
とりわけ、ゴール直前でグイッと伸びてパートナーを交わし去ったパワフルな脚捌きは非常に目を引くものでした。
昨年はマイルチャンピオンシップこそまさかの12着と大敗も、春から夏にかけて谷川岳ステークス、米子ステークス、関屋記念とマイルのリステッドと重賞を3連勝。地力は引けを取らないだけに、ここは反撃必至と見ます。
こちらも昨年のマイルチャンピオンシップ6着以来の仕切り直しとなる
ジャスティンカフェも好仕上がり。
ビッシリとは追われていないものの、帰厩後のフットワークは実に素軽く、最終追い切りも持ったままの手応えでラスト1ハロン11.5秒のラップを刻み、きっちりと先着しました。
昨秋の毎日王冠では強力メンバーが揃った中で見せ場たっぷりの2着。G1獲りの前にまずは1つ重賞タイトルが欲しいところで、ここは絶好のチャンス到来です。