先週の日経新春杯は見方を変えると恵量!?ここは絶好の買いのチャンスで取り上げたヴェルトライゼンデが59キロを克服して快勝。ジャパンカップ3着の底力を見せつけました。
アメリカジョッキークラブカップ(中山・芝2200m)も日経新春杯と同じG2レース。春の大阪杯、天皇賞を狙う馬にとっては重要な一戦と言えます。
昨年の菊花賞で1番人気に支持されながら8着に敗れたたガイアフォース、未勝利から破竹の勢いで4連勝中のエピファニー、2頭の4歳馬が注目されますが、攻略ファイル特捜スタッフがプッシュしてきたのは一昨年のオークス馬
ユーバーレーベンです。
オークス以降は勝ち星から見放され、7戦して馬券絡みがゼロ。着順を見ても、「もう終わった」と思われても仕方がない成績となっています。
ちょっと待ってください!確かに着順だけを見るとひと息ですが、出走しているレースはG1が5戦、G2が2戦。そのうちドバイシーマクラシックは勝ったシャフリヤールからクビ、1/2、ハナ、1/2馬身差という僅差の5着。
前走のジャパンカップは18頭立ての17番枠から早めに動き、最後は切れ負けしましたが、勝ったヴェラアズールから1秒差とバッタリと止まったわけではなく、天皇賞秋も勝ったイクイノックスから0.8秒差と決して悲観する内容ではなかったのです。
今回はG2とは言えど、相手関係を比較すると大幅に軽くなりますし、中間の攻め課程から衰えは微塵も見られず、最終追い切りでは3頭併せの真ん中をシャープな脚捌きで駆け抜けました。
父のゴールドシップは2021年以降、10戦以上の出走がある種牡馬のうち連対率が2位、複勝率はトップの好成績。3勝、2着10回と勝ち味に遅いタイプながら、堅実に馬券圏内に産駒を送り込んでいます。
ちなみに前走ジャパンカップ組は過去10年で馬券絡みこそ1頭ですが、全ての馬が人気以上の着順で、掲示板を外した馬はいません。
勢いのある伸び盛りの4歳馬2頭は厄介な存在も、その他を見渡せば、ぶっちゃけ先着を許してはいけないメンバー。クラシックホースの復活のお膳立ては整いました!
■前走ジャパンC組のAJCC成績
18年 ディサイファ 9人4着
17年 ワンアンドオンリー 6人5着
16年 ショウナンバッハ 7人3着
15年 ディサイファ 11人5着