春の大舞台へ向けて獲得賞金が心許ない馬は賞金加算を、余裕のある馬はここから状態を上げていきたい
アメリカジョッキークラブカップ(中山・芝2200m)。
調教解析班からプッシュを受けたのは昨年のエプソムカップの勝ち馬
ノースブリッジです。
エプソムカップを勝ったあと、夏場を休養に充て、満を持して挑んだ毎日王冠、天皇賞秋で5着、11着と敗れ、ここは仕切り直しとなる一戦。
12月半ばから坂路、ウッドチップコースを併用して入念に乗り込みを積まれ、先週と今週は主戦の岩田康誠騎手が騎乗して気合を付けられ、最終追い切りも抜群の気合乗りでフィニッシュ。馬体も太め感なくキッチリと仕上がった印象です。
今回の舞台は3歳時のセントライト記念で敗れている中山の2200m。距離克服がカギとなるも、当時はチグハグな競馬で力を出し切れていれず、そこは百戦錬磨のベテランが作戦を練っていることでしょう。
明け5歳ながら間隔を開けて使われていることでキャリアも11戦と浅く、まだまだ伸び代も十分。
距離延長と前走11着という着順で人気の盲点となりそうなだけに、ここは絶好の狙い目と見ました!
エヒトは自己ベストに及ばなかったものの、2週続けて坂路で49秒台をマーク。攻め駆けするタイプとはいえ、キビキビとしたフットワークで先着を果たし、好調をキープしています。
近況は2000mでの好走が目立つも、2600mでも勝ったことがあるスタミナの持ち主。昨年のこのレースは久しぶりの重賞挑戦で9着と壁にぶつかりましたが、今年は七夕賞勝ちのタイトルを引っ提げての再挑戦で、2つ目の重賞Vへチャンスは十分ありでしょう。