東海ステークス(中京・ダ1800m)は暮れのチャンピオンズカップと同じ条件で行われるフェブラリーステークスの重要な前哨戦。

過去10年では13年のグレープブランデー、15年のコパノリッキー、19年のインティがこのレースとフェブラリーステークスを連勝しています。ここを勝つことは本番でも大きなアドバンテージとなるかもしれません。

まず気になるのは、新星候補と期待される4歳のウェルカムニュースですが、坂路での最終追い切りは併せ馬で遅れを喫し、年明け3週続けての並走遅れとなってしまいました。

ただし、この馬は調教で動くタイプではなく、遅れを喫していても本番のレースではしっかりと結果を残してきました。実際に動きを見ても時計以上の力強さを感じさせますし、状態面に問題はないでしょう。

中京の1800mは未勝利戦ながら8馬身差圧勝の経験があるコースで、レパードステークスを勝ったカフジオクタゴンに勝った経験も持ち合わせています。重賞初挑戦でも大崩れはないと見ました。

馬券的に狙ってみたいのは、調教の動きで目を引いた7歳で重賞初制覇を狙うスマッシングハーツです。

暮れから坂路で入念に乗り込みを積まれ、先週はCWコースで6ハロン77.8-63.8-50.2-36.2-11.7秒の好タイムを単走でマーク。

最終追い切りは終い重点の7ハロン追いで、大きく追走した分、わずかに遅れを取りましたが、鞍上の手応え、脚色には余裕があり、十分合格点を与えられる動きを見せました。

2走前の武蔵野ステークスはメンバー最速の上がりで勝ち馬から0.5秒差の4着。初のG1挑戦となった前走のチャンピオンズカップも7着ながら勝ち馬から0.7秒差で、メンバーが一枚落ちる感があるここなら、あと一歩の壁を突き破る可能性は大いにあるでしょう。

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