シンザン記念(中京・芝1600m)は、1964年の3冠馬シンザンの功績をたたえて設立された明け3歳馬による重賞レース。2012年の勝ち馬ジェンティルドンナ、2018年の勝ち馬アーモンドアイ、2011年の2着馬オルフェーヴルが3冠を達成。他にも出走馬から活躍馬が多く生まれており、近年は出世レースとして、その価値を高めています。
今年は7頭立てでオール1勝馬の一戦とあって、春のG1戦線へ向けて少頭数ながら賞金確保へ激しいレースが予想されます。
1勝馬同士の争いであれば、重要となるのがレース経験。そこで注目したいのが
スズカダブルです。
前走はG1の朝日杯フューチュリティステークスに出走。13着と敗れはしたものの、そのレースぶりはおっと思わせるもの。
道中は行きっぷり良く中団に取り付くと、上々の手応えで直線へ。しかし、そこからモタれる面を見せて伸びずバテずの格好。若さが全面に出る結果に終わってしまいました。
今回はデビュー戦2着だった左回りの中京コース。初勝利も同じ左回りの東京コースで、条件は大きく好転します。
■22.6.24中京5R新馬戦の主な出走馬
1着 ダイヤモンドハンズ(1-0-1-0/2) 札幌2歳S3着
2着 スズカダブル(1-1-1-2/5)
3着 マイネルメモリー(1-4-1-0/6)
6着 トゥーテイルズ(1-0-0-3/4) ファンタジーS4着
デビュー戦の勝ち馬は次走、札幌2歳ステークスで3着と好走したダイヤモンドハンズ。前走の行きっぷりから、直線でモタれずに走ればと考えると、ここで一発逆転があっても何ら不思議ではありません。
最終追い切りでも若さを見せていたものの、最後はまっすぐに坂路を駆け上がりました。ここは黙って見直しが正解です。