一線級のダート馬が揃うチャンピオンズカップ(中京・ダ1800m)ですが、過去10年の配当傾向を見ると、やや荒れ模様。上位3頭が5番人気以内のみの組み合わせで決まった年はわずか1回しかありません。
今年はJBCクラシックを快勝し、連覇を狙うテーオーケインズの存在はあるものの、G1実績のある馬は少なく、打倒テーオーケインズに向けて伏兵馬が火花を散らしそうなムードが漂っています。
ここでピックアップするサンライズホープもそんな1頭。昨年の15着惨敗からのリベンジを期す一戦となりました。
昨年はプロキオンステークスこそ6着と敗れるも、4歳を迎えてレースぶりがグンと安定。前哨戦のシリウスステークスも着差以上の強さを感じさせる内容でG1初挑戦となったチャンピオンズカップでもG1ホースがひしめく中で6番人気に支持されました。
そんな期待の大きな一戦は前を行くソダシ、インティを見ながら追走する理想的なポジションを取りながら直線入り口で手応えが悪くなり、直線では下がる一方。見せ場なく15着に沈み、以降は東海ステークスこそ4着と踏ん張るも大敗が続いて、秋初戦で連覇を狙ったシリウスステークスでは勝ち馬から2.3秒離された12着。ダートの新星候補から一転してどっぷりスランプにハマってしまったのです。
先行力は見せるものの、結果が出ない中で迎えた前走のみやこステークスは、完全に過去の馬という評価で単勝90.7倍の11番人気。ところがその低評価で闘志に火がついたのか、レースでは出たなりのポジションで後方待機といういつもとは違うポジションから、3コーナーで鞍上の幸英明騎手がステッキを入れると一気に加速。残り200mで早くも先頭に立つと、追い込んでくるハギノアレグリアス、オメガパフュームの追撃を振り切ってトップでゴール。鮮やかな大逆転を見せたのです。
人気は大きく落としていましたが、主戦である幸騎手のベテランらしい円熟の手綱さばきが光った一戦。レースの幅が一気に広がる内容でした。
中間の攻め過程も良く、先週はCWコース、今週は坂路で一杯に追われてキビキビとした脚を披露。抜かりない仕上がりを見せています。
ちなみに過去10年の勝ち馬のうち、7頭が2回以上このレースに出走していて、うち4頭は2度目の出走で勝利。高い確率でリベンジを果たしているのです。
大きなスランプを経験し、それを乗り越えて臨む大一番。前走を勝ったとはいえ11番人気、引き続き人気薄が見込まれ、馬券的な旨味はたっぷり。昨年とはひと味もふた味も違う競馬で再びアッといわせる準備は整いました!
■チャンピオンズCを2度目の出走で勝った馬
20年 チュウワウィザード(4着)
17年 ゴールドドリーム(12着)
16年 サウンドトゥルー(3着)
15年 サンビスタ(4着)
※カッコ内は前年着順
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