秋華賞、菊花賞、天皇賞秋と続いたG1レースもひと休み。今週は文化の日の木曜日にダートレースの祭典であるJBC(ジャパンブリーディングファームズカップ)競走が行われ、ダートのレースがクローズアップされる週となっています。

日曜日のみやこステークス(阪神・ダ1800m)はこの後のチャンピオンズカップ、東京大賞典に繋がっていく重要な一戦です。

今年の注目馬というと、前走のシリウスステークスで2着。ジャパンダートダービー、ユニコーンステークスでも差のない競馬をしているハピではないでしょうか。

中央での5戦はいずれも最速の上がりをマーク。1度も3着を外していない堅実な走りは軸馬にピッタリの存在かもしれません。

ですが…

その成績を鵜呑みにするのはちょっと危ないかもしれません。

この秋のG1では天皇賞秋をイクイノックスが勝ち、スプリンターズステークスでもウインマーベルが2着と好走。古馬との対戦が始まった6月以降、混合戦でも3歳馬が次々と好走し、今年の3歳世代はレベルが高いといわれています。

ただし、ダートの重賞ではUAEダービーを勝ったクラウンプライドが日本テレビ盃2着。ジャパンダートダービーを勝ったノットゥルノ、同2着のペイシャエスが日本テレビ盃で7着、4着と敗れ、同3着のブリッツファングとレパードステークスを勝ったカフジオクタゴンも白山大賞典で5着、3着と古馬相手に勝ち切れませんでした。

そして、木曜日のJBCクラシックもクラウンプライドが2着、ペイシャエスが3着と健闘しましたが、勝ったテーオーケインズとは2馬身半差。やはり古馬の壁を破ることはできませんでした。

■2022年ジャパンDD上位馬のその後
1着 ノットゥルノ
→日本テレビ盃7着

2着 ペイシャエス
→日本テレビ盃4着、JBCクラシック3着

3着 ブリッツファング
→白山大賞典5着

4着 ハピ
→レパードS3着 シリウスS2着

ハピはシリウスステークスで2着とはなりましたが、勝ったジュンライトボルトはグングン力を付けているとはいえ、前走でオープン特別を勝ったばかりの重賞未勝利馬。2度目の重賞挑戦だったハヤブサナンデクンが1番人気になったほどのやや低調なメンバーレベルでした。

3歳馬で斤量54キロは恵まれているように見えるも、自身は勝ち切れなかった前走から1キロ増。東京大賞典4連覇など断然の実績を持つオメガパフュームが59キロで出走も、この馬は59キロで重賞を2勝。斤量に泣くタイプではありません。

また、このレースは過去10年で3歳馬が(0-3-1-14/18)。2着馬は3頭いるものの、勝つには至っておらず、その中には17年8着エピカリス、16年2着グレンツェント、15年6着ダノンリバティと3頭の1番人気が含まれ、2番人気も21年5着メイショウムラクモ、12着10着ハタノヴァンクールと人気馬が大苦戦している歴史があります。

安定感抜群の戦歴と芝路線における3歳馬の一連の好走から上位人気に支持される可能性が非常に高そうですが、実は非常に危険な存在といえそうです。

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