過去10年の勝ち馬からスワーヴリチャード、シュヴァルグラン、ゴールドアクターと3頭のG1ホースを輩出。昨年、一昨年と連覇を果たしたオーソリティも昨年のジャパンカップで2着、今年のドバイシーマクラシックで3着に入るなど、近年のアルゼンチン共和国杯(東京・芝2500m)は出世レースとして俄然注目を浴びるレースとなりました。

今年もジャパンカップ、有馬記念へ向けて古豪あり、徐々に力を付けてきた良血馬、素質馬ありと好メンバーが揃いました。

ハンデ戦でもあって、どこから入ろうか悩むメンバーですが、データから軸にピッタリの馬を発見しました!それはキラーアビリティです。

まずはメンバー唯一の3歳という年齢。過去10年で4頭が出走して(2-0-2-0/4)。馬券圏内を外した馬が1頭もいない複勝率100%で、17年スワーヴリチャード、20年オーソリティと出走機会2連勝中。歴戦の古馬を相手に堂々の立ち回りで勝利を収めています。

■アルゼンチン共和国杯で好走した3歳馬
20年 1着 オーソリティ
17年 1着 スワーヴリチャード
17年 3着 セダブリランテス
15年 3着 レーヴミストラル

好走した4頭はいずれも重賞勝ちの実績があり、スワーヴリチャードは仕上がりが遅れて秋前半のG1に間に合わなかった事情があったとはいえ、クラシックの登竜門である共同通信杯を勝ち、日本ダービーでも2着という、このレースに出走する馬とは思えない破格の実績を持っていました。

キラーアビリティといえば、昨年のホープフルステークスを勝ったG1ホース。これは過去に好走した4頭にはない、ある意味スワーヴリチャード以上の実績の持ち主でもあります。

鞍上には短期免許で来日中の名手・C.デムーロ騎手を確保。先週、今週と調教にも騎乗し、使おうと思えば先週の天皇賞秋にも使えたのではないかという好仕上がりを見せています。

昨年のホープフルステークスで2着に破ったジャスティンパレスは神戸新聞杯1着、菊花賞3着と連続好走。そして、先週の天皇賞秋は3歳のイクイノックスが勝利。G1ウイナーとしてG2のこのレースは負けられない一戦となりそうです!

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