昨年の年度代表馬エフフォーリアこそ不在ですが、昨年の日本ダービーを制したシャフリヤールを筆頭にG1ホースが5頭。今年の
天皇賞秋(東京・芝2000m)も楽しみなメンバーとなりました。
そんな注目の一戦を更に盛り上げているのが、春のクラシックを沸かせた3歳馬の存在でしょう。
■天皇賞秋を勝った3歳馬
2021年エフフォーリア
2002年シンボリクリスエス
1996年バブルガムフェロー
勝てば2年連続、史上4頭目となる3歳馬。皐月賞馬ジオグリフ、皐月賞・日本ダービーでともに2着のイクイノックス、両レースはともに4着ながら、共同通信杯でジオグリフを破っているダノンベルーガ…。
いずれもチャンスありの地力を備え、どれから入ろうかと迷うところですが、ここでプッシュするのはG1での連対実績がまだない
ダノンベルーガです。
G1では先の2頭に先着を許しましたが、改めてクローズアップしたいのが共同通信杯でのパフォーマンス。道中はジオグリフをピッタリとマークし、終始外々を回るポジショニングで、勢いが付いてからの脚は圧巻の一言。懸命に差を詰めようとするジオグリフを尻目にゆうゆうと重賞初制覇を飾りました。
奇しくも“ダノン”の主戦である川田将雅騎手に乗り替わってから2戦連続4着と足踏みも鞍上のコメントから悲壮感はなく、むしろ今後の伸びしろに手応えを感じているようにも思えました。
再び共同通信杯の走りを振り返りましょう。スピードが乗ってからの走りは圧巻も、エンジンのかかりが少し遅く、完成度が問われる春のクラシックにおいては、その差が出てしまったのかもしれません。それでも皐月賞が勝ち馬から0.3秒差、日本ダービーでも0.4秒差ですから、能力の高さに疑いの余地はありません。
日本ダービーは1番人気。この天皇賞秋でも上位人気の一角となっています。とはいえ、春の実績からは気楽に戦える立場。また、鞍上の川田騎手は数多くのG1タイトルを手にしていますが、天皇賞は春・秋を通じてまだ手にしておらず、ここへかける意気込みは相当なものがあるはずです。
今年G1を2勝している川田騎手。その人気は桜花賞のスターズオンアースが7番人気、NHKマイルカップのダノンスコーピオンが4番人気でした。人気の面からも非常に気になる1頭です!
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