日曜日の天皇賞秋は春のクラシックで好走したジオグリフ、イクイノックス、ダノンベルーガの3歳馬が大きな話題となっていますが、このスワンステークス(阪神・芝1400m)でも気になる3歳馬が存在が…。それがサブライムアンセムです。

注目すべきはその距離とコース適性。芝の1400mは4戦して(1-3-0-0/4)で連対率100%。そのうち阪神の芝1400mが3戦あって、重賞のフィリーズレビューを勝っています。

そのフィリーズレビューがまた価値のあるレースで、2着に破ったナムラクレアは函館スプリントステークスを勝ち、桜花賞と北九州記念でともに3着。G1のスプリンターズステークスでも差のない5着と好走を続けていて、その実力馬を激しい叩き合いの末にねじ伏せました。

また、3着のアネゴハダも6月に古馬相手の2勝クラスを勝ち、CBC賞3着、北九州記念4着と好走。前走は3勝クラスの一戦ながら、ここでも人気の一角となるかもしれないレイモンドバローズにハナ差の2着。どちらも古馬相手に好走していて、決してメンバーに恵まれた重賞勝ちではありません。

■2022年フィリーズレビュー
1着 サブライムアンセム
2着 ナムラクレア 重賞2勝、2着2回、3着2回
3着 アネゴハダ 重賞3着3回

桜花賞は9着と敗れるも、折り合いに課題を残す中で勝ったスターズオンアースとはわずか0.2秒差。悲観する内容ではありませんでした。

その後は放牧でしっかりと英気を養い、心身ともに成長がうかがえる中間の攻め過程。今回はベストの距離、コースとなる阪神の1400mで条件は大きく好転します。

ん、「1400mならダイアトニックは(6-1-1-0/8)で1度も馬券を外していないじゃないか!」って?

確かにその距離実績は一目置かねばなりませんが、スワンステークスにおいて7歳馬は過去10年で(0-0-0-19/19)。1頭も馬券に絡んでいません!

一方で3歳馬は年齢別では5歳と並ぶ4勝。勝率、連対率は他の世代を大きく上回り、牝馬で52キロの軽量で挑めるのも強みです。

もしここにナムラクレアが出走していれば上位人気必至。それを物差しにすれば、このサブライムアンセムは非常に美味しい馬かもしれません。

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