JRAの平地レースで3000mを超える距離で行われている重賞はわずか5つ。菊花賞(阪神・芝3000m)はクラシック3冠レースでありながら、非常にレアな条件のレースといえます。

それだけに、好走している経験というのは大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。

そこで注目したのが、騎乗するジョッキーと管理するトレーナーが菊花賞でどんな成績を挙げているのか…。ここで非常に興味深いデータが浮かび上がってきました。

まずジョッキーでは福永祐一騎手が過去10年フル騎乗。これは福永騎手だけで、その成績も20年コントレイル、13年エピファネイアで2勝を挙げるなど(2-3-1-4/10)の好成績。19年は8番人気サトノルークスで2着、昨年は6番人気ディヴァインラヴで3着など人気薄でも好走も光ります。

調教師に目を移すと友道康夫調教師が(1-2-2-7/12)で複勝率41.7%。出走12頭は池江泰寿調教師の15頭に次ぐ多さで、その顔ぶれを見ると春のクラシックで好走した馬よりも夏に力を付けてきた馬が多く、マカヒキ、ワグネリアン、そして今年のドウデュースと日本ダービーを勝った馬は参戦していません。

■友道康夫厩舎の菊花賞好走馬
19年1着ワールドプレミア
18年2着エタリオウ
18年3着ユーキャンスマイル
17年3着ポポカテペトル
12年2着スカイディグニティ

海外遠征や体調が整わなかったということもあるでしょうが、菊花賞に合うタイプの馬を送り込んでいることがうかがえますし、そうした馬が次々と現れるところに厩舎の総合力の高さが見て取れます。

そんな友道康夫調教師が今年送り出すのがセレシオン

前走は新潟の2勝クラス阿賀野川特別でしたが、このレースを勝っての参戦は17年3着ポポカテペトル、18年3着ユーキャンスマイルと同じ。どちらも厩舎の先輩です。

そして、そのセレシオンの手綱をとるのは菊花賞と相性抜群の福永祐一騎手。

意外にも過去10年の菊花賞では初めてのコンビとなりますが、福永騎手といえば友道厩舎の主戦ジョッキーの1人。前走からの連続騎乗でもあり、鞍上もしっかりと手応えを掴んでいるはずです。

近年に菊花賞における最強タッグが実現!好配当のカギはこの馬かもしれません!!

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